2011年11月05日

天守物語@新国立中劇場

白井晃演出の泉鏡花『天守物語』を鑑賞しました。

天守夫人   富姫:篠井英介
姫川図書之助   :平岡祐太
猪苗代亀の城 亀姫:奥村佳恵
奥女中     薄:江波杏子
朱の盤坊     :坂元健児
舌長姥      :田根楽子
近江之丞桃六   :小林勝也

一階席9列目までを潰して舞台を設えたため、二階席からは椅子の上に特製座布団を敷いての鑑賞になりました。

明治以降の日本文学を避けて生きて来たので、泉鏡花がどのような作品を世に出したのかも知りませんでした。そんな人間がどうしてこの作品のチケットを買ったのかと言えば、自分の好きなミュージカル俳優、サカケンが出演しているからです。
※本ブログ中のこの記事のカテゴリーがミュージカルになっていますが、この舞台はミュージカルではありません。

しかし自分の贔屓がまさか、地顔も判別できないような役柄だとは思いもよりませんでした。でも役としてはサカケンのキャラクターによく合っていて、カラッと明快で存在感のある役でした。この役にサカケンをキャスティングをした人、スゲェ。
「ぼろぼんぼろぼん」だっけ? ヤンヤヤンヤみたいなニュアンスの擬態語or擬音語なのかしら。

さて、(幕はなかったけれど)幕が開いてから愕然としたのが「科白の意味が判らない」。日本語が判らないんです。でも判らないのは仕方がないのでそこはスルーして、理解できる部分を聴き逃さないように集中集中。
するといつしか富姫の科白に引き込まれ、何という美しい言葉の連続なのかと訳もなく幸せな気分に。そして最大の山場「千歳百歳に唯一度、たった一度の恋だのに…」あたりでは思いがけず泣けてしまった。

篠井さんの着物の裾捌きが美しい! 向き直る度に裾が180度サラリと翻るその優雅さと言ったら! 科白の美しさと共にウットリさせていただきました。

でも、最後の最後にどうして獅子頭を彫った職人・桃六が突然現れたのですか? お陰でハッピーエンドで終われて見る方は凄く救われたけれど、頭の中は「???」でした。

休憩なしの二時間の公演、特製座布団のため足が下に付かず、太ももと臀部が強烈に疲れました。それでも舞台セットは幻想的で目新しくて、とても面白かったです。
お金があったら一階席でもう一度見たい舞台です。
posted by チャンドゥ at 22:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ミュージカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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