
臨時列車に、駅からの会場までのバスのピストン輸送は本数充分、乗り場も分かりやすく満足。
現地に着けば明日香村の物産や近隣の町の特産の屋台に古代米ソフトクリーム(旨ー!)、そして思いのほか現地に速やかに到着できたお陰で思いがけず見ることができた石舞台。

イベントのホスピタリティとライブ会場周辺の環境の良さには大満足のライブとなりました。
しかし、ライブ本番の座席のことを思い出すと、全てがしょっぱくなるのです。
Aブロック10列目。二時間のライブで、98%は他人の後頭部を見ていました。ゴスのメンバーがどんな髪型だったか、太ったか痩せたか禿げたか老けたか、何も見えませんでした。
腹が立つのは、ライブ中にメンバーが「ここから向こうの人は〜」と言うけれど、ここからがどこからなのか全く見えません。歌う音量を落としてというゼスチャーも見えなくて、恥ずかしい思いをしました。
一筋の軌跡で観客の歌が揃わなかったのも、ステージが見えなかった人が多かったからではないでしょうか。
観客を多く入れたいのは理解できるけれど、ステージの幅より左右に出張り過ぎている客席のレイアウトは酷い、酷すぎます!
さて、野外舞台ということで自然を意識した選曲でしたが、ゴスのこの手の曲(1,2,3,アンコール1曲目)は際立った特長がないのでパンチ力に欠けた残念なセットリストでした。
カバー曲も森田健作とか、どうして今更この曲をカバー?お年寄り向けの営業を考えてる?という印象だし、あの鐘を〜の方はアレンジが難しいせいで歌も微妙に聞こえてしまった。
それでも後半は割と良かったけれど、エスコートのラテンアレンジは一度聴いただけでは何とも言えないです。ワールドカップイヤーにもう一度歌うためにアレンジ違いを作ったのかしら。
ABCのジャジーバージョンは噂に聞いていたけれど、凄かった。須藤さんのウッドベースがピリッとスパイスになって良かったです。
この曲でリーダーと北山さんがホーンセクションをやっていたようだけれど、何の楽器を演奏していたのか私の席からは見えませんでした。北山さんはトランペット?リーダーは何サックス?ああ、全然見えない!!
なりきりは笑いすぎて歌えなかった。「キトラ(古墳)」「イルカ(入鹿)」「ウマコ(馬子)」をメロディに乗せて歌わせるんだもん。でもここでも客席の歌が途切れがちだったのは、ステージが見えないから歌っていいのかどうか判らなかったからだと思う。少なくとも私はそうでした。
アンコール最後の星屑の街は素晴らしかった、そのシチュエーションが。上限の月と宵の明星を見ながらの星屑の街は、これ以上の組み合わせでこの曲を聴ける機会はないのではないかと思えるくらい。
会場の三方を囲む樹林と山、ライブ前半は鳥のさえずり(ホケキョとか)、後半は虫の音、そして最後は美しい月と、環境は本当に素晴らしかった。日没後は寒くなったけれど、金曜日に同ライブに行った方々の情報のお陰で、寒さ対策は十分にしていったので問題なし。
ネタばれ(セットリスト)
posted by チャンドゥ at 23:02| 東京 ☀|
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